2019年11月
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ハート形フロントグリルを持つトラック / ダットサン トラック14T型, 1935年式(昭和10年)
戦前のダットサンは、1932年の10型乗用車から始まり、38年発売の17型まで続く。 トラックは34年の13型が最初。当時は乗用車とトラックは基本構造が同じ。 …
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東日本大震災救援へドイツから緊急空輸 / ウニモグ U5000, 2002年式(平成14年)
ウニモグは、ドイツ・ダイムラー社の多目的作業車。 1945年に農業用作業車として開発され、その後、高所作業や建設、災害対策など、多用途で活躍する車のベース車両に…
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国産ディーゼル乗用車のパイオニア / いすゞ ベレル, 1967年式(昭和42年)
ベレルは英国車ヒルマンミンクスの国産化で学んだ生産技術を活かし、いすゞが独自開発した乗用車。 六人乗り中型車として企画された。 輸出も想定して当時としては大きい…
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当時世界最小のディーゼル乗用車 / いすゞ ベレット 1600 スペシャル, 1974年式(昭和49年)
いすゞは中型車ベレルで独自開発の足掛かりを得た後、一クラス下の小型車ベレットを1963年、市場投入した。 タクシー需要を視野に入れたベレルに対し「フロントシート…
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完全国産化された日本製英国車 / いすゞ ヒルマン ミンクス スーパーDX, 1964年式(昭和39年)
いすゞ自動車がイギリスのルーツ社と提携して1953年に生産を開始した。 当初は大部分の部品を輸入し、組み立てるノックダウン方式の生産スタイルだった。 年々、部品…
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乗用車市場本格参入に向けての意欲作 / 三菱 コルト1000, 1963年式(昭和38年)
三菱500、コルト600に続き小型乗用車市場への本格参入を狙い、開発された。スタイルは「低く、長く、幅広く」が意識され、力強い直線で構成された。 977ccのエ…
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キャブオーバーに変わった軽商用車 / 三菱 ミニキャブ, 1967年式(昭和42年)
三菱初の軽商用車はボンネット型の三菱360だが、1966年発売のミニキャブトラックは、シート下にエンジンを配置するキャブオーバー型に変わった。 荷台は低床式で、…
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「ハチロク」と呼ばれ親しまれた / トヨタ スプリンター トレノAE86, 1986年式(昭和61年)
1983年に登場した5代目スプリンターシリーズは、セダン系が前輪駆動になった一方で、スポーツ系は後輪駆動のまま、リトラクタブルヘッドライトを採用していた。 最後…
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戦後困難だった物資輸送に貢献した / 日産 ダットサントラック 2225型, 1948年式(昭和23年)
1946年、戦後初のダットサン車として発売された1121型トラックは、翌年2月に2124型、9月には2225型と矢継ぎ早に改良した。 これらは戦前に生産された1…
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高速走行性能や静粛性が大きく進化 / 日産 セドリック, 1968年式(昭和43年)
1965年に登場した2代目セドリックは、アメリカ車を意識した初代から一転し、ヨーロッパ調のデザインになった。 エンジンは6気筒が設定され、グレードによってOHC…
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新エンジンと丈夫なフレームの実用車 / トヨタ トヨペットスーパー RHK型, 1953年式(昭和28年)
ヨペットスーパーは、小型車の規格拡大を機に開発された新型OHVエンジンを搭載。 また、丈夫なフレームにして、当時の乗用車需要の中心だったタクシー業界の要望に応え…
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走りを磨いたスペシャリティカー / トヨタ セリカ 1600GTV, 1975年式(昭和50年)
1970年に登場した初代セリカは、エンジン、変速機、外装、内装等を自由に選べる「フルチョイスシステム」が話題となった。 この中で1.6ℓDOHCエンジンはGTだ…