戦後困難だった物資輸送に貢献した / 日産 ダットサントラック 2225, 1948年式(昭和23年)

1946年、初代「ダットサン トラック10T型」の荷台を延長して、戦後初のダットサン車として発売された「1121型」トラックは、翌年2月に「2124型」、9月には「2225型」と矢継ぎ早に改良されたが、エンジンなど基本部分は同じだった。「2225型」は乗車定員2名で、600kgの荷物が積載可能。終戦直後の物資不足を補うため、車体の一部は木製で、車体全体に複雑な加工を避けた工夫がされていた。