2018年12月
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最小限度の本物の自動車 / オースチン セブン ツアラー (チャミー), 1928年式(昭和3年)
オースチン社のハーバート オースチン自身が私財を投じて設計・開発を行い、1922年に発表した。開発に際しては、サイズこそ小さいが大型の実用車と同じ機構や装備を持…
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手軽に改造してレースに出よう / オースチン セブン スポーツ アルスター スペシャル, 1932年式(昭和7年)
オースチン セブンは、イギリスでは最も安価に入手できる車の一つだった。アルスターやニッピーのようにメーカー製のレースカーもあったが、当時の車は構造が簡単なのでア…
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本場ロンドンの2階建てバス / レイランド バス, 1963年式(昭和38年)
ロンドンの乗合馬車は、1800年代から輸送力が問題となっていたが、狭い街並みゆえに台数は増やせなかった。そこで考えられたのが二階建て馬車。1902年に登場したバ…
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伝統のロンドン タクシー / オースチン FX4(ロンドンタクシー), 1967年式(昭和42年)
ロンドンタクシーとして広く名前を浸透させた「オースチン FX3」のモデルチェンジ版。 比較的大きなボディを持つにも関わらず、ロンドン市街の狭い道やホテルの車寄せ…
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内装の上質さが売りの小型車 / ウーズレー 4/44, 1952年式(昭和27年)
イギリスにおける大手二大自動車グループの“ナッフィールド”と“オースチン”が合併し、BMC(ブリティッシュ モーター コーポレーション)になったことで、ナッフィ…
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戦後の大衆車「プリフェクト」 / フォード プリフェクト, 1952年式(昭和27年)
1939年にベビー フォード(テン)の後継車としてデビューしたプリフェクトは、戦争のため2年で製造中止となっていたが、戦後すぐに製造を再開する。1948年のマイ…
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兄貴分のベビー フォードです / フォード デラックス モデル C, 1936年式(昭和11年)
大衆車市場の基盤を固めた「Y型 フォード エイト」の上級車として発売された。イギリスにおける課税馬力制度の税制上の出力表示が8馬力の「フォード エイト」に対して…
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ベビー・フォードと呼ばれた大衆車 / フォード ポピュラー (モデル Y), 1936年式(昭和11年)
欧州初の海外拠点として設立された「イギリス フォード」で、初めてノックダウン方式ではなく、イギリス国内向けの小型車として生産された。「フォード モデル Y」シリ…
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戦後初めての製造になるマツダの3輪トラック / マツダ マツダ号 GB, 1950年式(昭和25年)
太平洋戦争終結後、原爆の被害が比較的少なかった東洋工業(マツダ)は、1945年12月には3輪トラックの生産を再開した。再会直後の製品には、戦争終結で使用されなく…
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遂に出た丸ハンドル・密閉キャビン / ダイハツ PO10D 2トン積みダンプカー, 1959年式(昭和34年)
運転席はオートバイと変わらないむき出しのスパルタンなオート3輪も、誕生から30年を経て、自動車と変わらない快適さを獲得した。しかしそれも束の間、小型4輪トラック…
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運転席にドアが付きました / マツダ CHATB, 1956年式(昭和31年)
マツダも2灯式になったのは1954年から。この車には下半分に金属製ドアが付き一歩自動車に近づいた。ドアの上半分にはビニール製のウインドウの取り付けが可能だった。…
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運転席にドアはありません くろがね KP, 1957年式(昭和32年)
くろがねが2灯になったのは1954年の2トン積みKFからで、1.5トン積みのKPにも適用された。丸ハンドルは1957年10月から採用されるが、この車はまだバー・…