2019年6月
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「ダルマコロナ」の愛称で親しまれる / トヨペット コロナ, 1959年式(昭和34年)
1950年中頃、小型タクシーは「ダットサン」のシェアが圧倒的であった。タクシー業界や販売店の要望を受け、トヨタが小型の乗用車市場への参入も目指して開発したのが初…
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耐久性と広い室内を持つ営業用車 / トヨペット マスター, 1955年式(昭和30年)
初代「トヨペット クラウン」が乗り心地を優先した懸架装置の採用を決めたため、より耐久性が求められるタクシー専用車両として、トヨペット マスターが同時に開発され、…
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航空技術者が開発した”国民車” / スバル 360 DX, 1968年式(昭和43年)
1967年に軽自動車市場における販売台数首位の座をホンダN360に奪われてしまった富士重工業は対抗策としてスバル360の各部の強化を行う。エンジン出力は25PS…
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最適サイズの「リッターカー」第1号 / ダイハツ シャレード クーペ XTE, 1979年式(昭和54年)
1970年代に入り、排ガス規制の影響で一旦大きくなったエンジン排気量は、オイルショックを経て小さくなっていく。「全長×全幅=5㎡」が理想サイズとの考えのもと、ダ…
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ユニークなデザインの若者向け軽トラ / スズキ マイティボーイ L, 1987年式(昭和62年)
「スズキのマー坊とでも呼んでくれ」の宣伝文句で、米国で人気のピックアップトラックを軽自動車クラスで実現したマイティボーイ。コンセプトは「一日分の荷物をヒョイと背…
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タクシー用車両からオーナーカー向けへ / いすゞ べレル 2000 スペシャルデラックス, 1967年式(昭和42年)
1962年から発売されたベレルの最初で最後になる大きなマイナーチェンジが、1965年に実施された。フロントのヘッドライトが丸2灯タイプから縦に丸2灯が並ぶ4灯式…
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若者の人気を集めた「赤いXG」 / マツダ ファミリア ハッチバック 1500XG, 1982年式(昭和57年)
1980年に登場した5代目ファミリアは、ボディタイプこそ、先代同様のハッチバックだったが、直線基調のデザインとFF(前輪駆動)を採用したスタイルは、正面から見る…
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新ジャンルを築く「ニューエイジカー」 / 日産 レパード V6 ターボ グランドエディション, 1985年式(昭和60年)
経済成長で多様化する顧客の要望に応える高級スペシャルティカーとして、1980年に登場。ダイナミックな走りのイメージを表現したスタイルや高い操縦安定性とともに、電…
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人気車240Zに先駆け地盤を固める / ダットサン スポーツ 1500, 1965年式(昭和40年)
1962年の「ダットサン フェアレディ1500」の国内発売と同時に左ハンドルの輸出専用モデルも「ダットサン スポーツ1500」として発売された。輸出当初はシング…
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「Zカー」に対抗したグランドツアラー / トヨタ セリカ XX, 1978年式(昭和53年)
セリカXXは、当時アメリカで「Zカー」の愛称で人気を誇ったフェアレディZのライバルとして開発された。セリカリフトバックの全長とホイールベースを延長し、クラウンと…
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世界の期待に応えるスーパーセダン / ホンダ 1300 77 カスタム, 1969年式(昭和44年)
本田宗一郎がこだわった二重空冷式エンジンをフロントに搭載して前輪を駆動するホンダ車初の4ドアセダンが1969年に発売された。ボディスタイリングはオーソドックスで…
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豆腐の配達で崩れないと評判の乗り心地 / スバル サンバー ライトバン, 1964年式(昭和39年)
1961年、独特のシャシに「スバル360」の足回りを組み合わせて発売されたのが「スバル サンバー トラック」。発売から半年後には「ライトバン」が追加され、貨物車…