プリンス自動車工業初のガソリン乗用車 / プリンス セダン, 1956年式(昭和31年)

プリンスの前身である「たま自動車」が、「富士精密工業」製のエンジンを搭載して発売したのが「プリンス セダン」で、1952年に発表された。「プリンス」の名称は、当時の皇太子明仁親王の立太子の礼に因んで命名された。乗用車専用に設計されたシャシ フレームに欧州車スタイルのボディを組み合わせ、サスペンションには耐久性を重視した前後ともリーフスプリング方式のリジットタイプを採用した。