国民車構想に対応、レースでも活躍 / 三菱 500 デラックス, 1961年式(昭和36年)

1955年に通商産業省が提示した「国民車構想」に基づいて開発された。乗用車では三菱重工業初の自社製作で、1960年から発売された。4人乗り2ドアセダンのモノコックボディ後部に空冷式2気筒エンジンを搭載して、後輪を駆動した。すぐにリファインが行われ、マーカーランプ方式の方向指示器に変更、メッキ装飾部品の追加、三角窓の採用等が行われたが、市場では苦戦し、1962年に製造中止となる。