「歩く農業から乗る農業へ」を目指す / 農民車 コマツ, 1960年式(昭和35年)

農作業と街乗りの両方に使えることを狙って、特殊作業車専門のコマツが1960年から1962年にかけて4300台生産した。耕耘機、防除作業機、施肥作業機等の「インプルメント・アタッチメント」と呼ばれる多種多様な作業機械を接続できる動力源が装備されていた。エンジンは空冷単気筒で排気量は280cc。「小型特殊自動車」扱いで、定員3名。運転には耕耘機と同様に小型特殊免許が必要だった。