歴史に残る小型車の傑作がこれだ / フィアット500C, 1953年式(昭和28年)

「チンクチェント」(イタリア語の500)、または「トポリーノ」(ちっちゃなネズミ)の愛称で呼ばれた。「最も安く、最も維持費の少ない車」を目指して1936年に発売された。設計したのは「ダンテ ジアコーサ」で、後継車種として企画されたリアエンジン車の「フィアット600」が発売される1955年まで生産された。系列のバンやワゴンを含めて総計約60万台が生産された。