アメリカをクルマ社会にした功労者 / フォード(T型)ツーリングカー, 1923年式(大正12年)

世界で最初にベルトコンベアによる大量生産方式を採用して低価格を実現し、アメリカ国内におけるシェアを55%以上記録したのが「T型フォード」。輸出も盛んに行われて1908年から1927年まで、基本的な変更無しで1500万台以上が作られた。「T型フォード」の運転操作は特徴的で、床の3ペダルと運転席横のハンドレバーを操作して変速と減速を行い、ステアリングコラムのレバーでアクセル操作を行った。