4輪に改造された戦前の軍用トラック / いすゞ 九四式 六輪自動貨車(改), 1942年式(昭和17年)

旧日本陸軍が主力軍用トラックとして使用していた「九四式六輪自動貨車」は、陸軍からのハードルの高い要求や厳しい検査基準をクリアして、1937年から自動車工業と東京瓦斯電気工業の両社で生産された。戦前の日本には「昭和」、「西暦」の他に「皇紀」と言う年号があり、これは神武天皇が即位した年から起算する。従って、この車両の正式採用が皇紀2594年だったため、「九四式」となった。