これが本物のリムジンです / キャディラック フリートウッド 75 リムジン, 1960年式(昭和35年)

光り物等の装飾品で最も派手だった1950年代末期のキャデラックの中でも、念入りなコーチワークで仕上げられたのが最高級グレードの「フリートウッド」。リムジンは屋根の切り欠き部がドアと一体になっており、ドアを開けると切り欠き部までオープンするのが特徴で、山高帽(シルクハット)を被ったエグゼクティブ達の乗降を容易にさせた。日本では”文金高島田”の新婦の送迎に重宝された。