大型車との隙間を埋めた小型車 / BMW 700 クーペ, 1963年式(昭和38年)

3輪自動車「BMWイセッタ」を4輪にした、奇異とも呼べる特異な「BMW600」のエンジンやサスペンション等の機構部を利用して生産された。2ドアクーペのボディは、BMW初となるモノコック構造を採用し、後部に排気量を拡大した空冷式水平対向2気筒エンジンを搭載して後輪を駆動した。ボディデザインはイタリアの「ジョヴァンニ ミケロッティ」。