大衆車ニーズに対応、輸出の主力にも / ダットサン チェリー 100A(輸出仕様), 1974年式(昭和49年)

1970年、日産初の前輪駆動車として発売されたのが「ニッサン チェリー」。設計開発は、1966年に日産に吸収合併されたプリンス自動車が、吸収合併される前から次世代の小型前輪駆動車として開発していた。サイドウインドウの形が特徴的で、前後をあわせると目の形に似ていたため「アイライン」と称された。輸出モデルとしても活躍し、サニーとともに米欧市場向けの主力車種となった。