オートモビルカウンシル2024へ行ってきました!③

AUTOMOBILE COUNCIL 2024

幕張メッセで開催された「AUTOMOBILE COUNCIL 2024(オートモビルカウンシル)」へ行ってきました!2024年4月12-14日、金土日の3日間「クルマを超えて、クルマを愉しむ。」をテーマに開催されたクルマのイベント。前回のイベントレポートの続編、今回で最後です。


前回までは、主催者展示のマルチェッロ・ガンディーニ追悼展「In Memory of Marcello Gandini」および、「日産自動車」「トヨタ自動車」「本田技研工業」「マツダ」「三菱自動車工業」の日本車メーカー5社の出展ブースの様子を写真でお伝えいたしましたが、今回はその他の主催者展示および特別展示と、会場の雰囲気などをご紹介いたします。

駆け抜けた天才の記憶

アイルトン・セナ没後30年特別企画「駆け抜けた天才の記憶」

会場の中央付近ではF1マシンが3台が主催者展示、アイルトン・セナ没後30年特別企画「駆け抜けた天才の記憶」。展示ブースでは、F1レースドライバー、アイルトン・セナが操った3台のF1マシーンやレーシングスーツ、ヘルメットも展示されていました。またF1マシン以外では、1992年の日本グランプリ終了後、開発中のタイプRにセナが試乗し、絶賛したという「ホンダ NSX タイプR」も展示されていました。


日本では「音速の貴公子」と呼ばれたアイルトン・セナ。その彼が、イモラでのレース中の不可解なクラッシュで還らぬ人となって、30年が経過しました。あまりにも早く夭折した不世出の天才F1ドライバーの輝かしい功績を讃え 、長く記憶にとどめるために、AUTOMOBILE COUNCIL 2024会場に彼が操った3台のF1マシーンを展示します。(AUTOMOBILE COUNCIL WEBページより

【出展車両リスト】

  • JPS ロータス 97T ルノー(1985)
  • マールボロ・マクラーレン MP4/5B ホンダ(1990)
  • マールボロ マクラーレン MP4/6 ホンダ(1991)
  • ホンダ NSX タイプR プロトタイプ(1996)

「American Heritage アメリカンヘリテージ」の名車達

アイルトン・セナの主催者テーマ展示エリアを進むと、その先には特別展示の「American Heritage アメリカンヘリテージ」の名車達ブースがありました。AUTOMOBILE COUNCIL、9回目にして、初めてアメ車をフューチャーしたとのことです。


オイルショック以前、世界のモータリゼーションをリードしていたのはまぎれもなくアメリカ車でした。先進の装備、パワフルなエンジンに加え、その独特なデザインは欧州や日本のメーカーに多くの影響を与えました。そんな旧きよきアメリカ車の持つ独特な魅力を再確認できる企画です。AUTOMOBILE COUNCIL9回目にして、“アメ車”ファンからの要望に応え、初めてアメリカ車をフィーチャーします。(AUTOMOBILE COUNCIL WEBページより

【出展車両リスト】

  • AMC イーグル・ワゴン(1983)
  • シボレー・カマロRS(1967)
  • シボレー・コルベット(1963)
  • ダッジ・チャレンジャーR/T 440+6 コンバーチブル(1970)
  • AMC ジープ J-10(1976)

フォルクスワーゲン・ゴルフ50周年記念展示

会場の奥には「フォルクスワーゲン・ゴルフ 50周年記念展示」の特別展示があり、初代ゴルフから歴代のゴルフが5台並んでいました。


ピープルズカーブランドのフォルクスワーゲンが「ビートル」に代わる小型実用車としてデビューさせたのが「ゴルフ」。世界の自動車シーンを一変させた「ゴルフ」が、誕生して今年で50年を迎えます。

それを記念して、トレンドセッターであり、なおかつベンチマークでもあり続ける歴代ゴルフの中か ら5台をチョイス。自動車史を変えるマイルストーンの偉大な魅力を浮き彫りにする展示です。(AUTOMOBILE COUNCIL WEBページより

【出展車両リスト】

  • 初代 ゴルフ E(1980)
  • 2代目 ゴルフ GTI(1990)
  • 3代目 ゴルフ R32(2004)
  • 7代目 ゴルフ TSIトレンドライン(2013)
  • 8代目 ゴルフ TDI Rライン(現行型)

AUTOMOBIL COUNCIL会場の各ブースでいろんなお話を聞きながら、歩きまわり、ちょっと疲れた際には、コーヒーブレイク。日本自動車博物館は石川県小松市にありますが、運営している会社は富山県に本社がございます。その同じ富山からフード&ドリンクブースで出展されていたのが富山市西町交差点の角にある「純喫茶ツタヤ」さん。大正12年(1923年)創業という古くから今なお継続している歴史ある喫茶店です。

ここで、店主淹れたての暖かいコーヒーを飲みながらしばし談笑して、再び会場をコーヒーカップ持ちながら、飲みながら会場を歩きました。ただ、本当に飲みながら歩いて良いのか?と思ったりして、思わずスタッフに確認を取ったりしました。たぶん、良いのだと思うけど、展示されているクルマは貴重なヘリテージカーが多いので、一旦立ち止まり、飲み干してから見学を再開しました。疲れた時の暖かい一杯のコーヒー、ご馳走様でした!癒されました。

AUTOMOBILE COUNCIL 2024(オートモビルカウンシル)」、この記事を書いているのは常に博物館に従事しているスタッフではなく、運営している会社で企画展や各種デザインなどを行っている自分が、同じタイミングで幕張メッセで開催されている展示会を視察する予定であった為、急遽、このイベントを初めて見学いたしました。クルマに関する知識は深くはない為、このブログ記事も写真の掲載を中心としてあることをご了承くださいませ。

会場内では、40周年を迎えるBS朝日「カーグラフィックTV」の番組史上初となる公開収録も行われており、メイン・パーソナリティの松任谷正隆さんはじめ、ナレーターの古谷徹さん、株式会社カーグラフィック代表 加藤哲也さん、CAR GRAPHIC 副編集長 中村昌弘さんのお話を聞くことが出来ました。さらに松任谷正隆さんによるカーグラフィックTVのテーマソングをピアノの生演奏で聴かせて頂きました。

オートモビルカウンシルのホームページで見たテーマ「クルマを超えて、クルマを愉しむ。」この言葉から、弊社が運営する日本自動車博物館も何か出来る事はないか?と考えさせられるよい機会となりました。

【記事一覧】

オートモビルカウンシル2024へ行ってきました!①

オートモビルカウンシル2024へ行ってきました!②

オートモビルカウンシル2024へ行ってきました!③