小さくても本物の自動車のパイオニア / オースチン セブン ツアラー(チャミー), 1932年式(昭和7年)

1922年に発売され、当時のイギリスにおける課税馬力数値が「7h.p.」相当であることから名称になった「オースチン セブン」の販売は好調で、毎年の小改良とともに販売価格は年々、下げられた。1931年に大きなマイナーチェンジが行われ、ホイールベースの延長に伴いボンネットが長くなり、ボンネット高も大きくなった。快適に4人が乗車できるようにドア幅が広げられ、後席のクッションも改良された。